2012年4月21日土曜日

偉ぶる社会を壊す、SNSの素晴らしさ!


昨日、新橋で飲んでいたら、目の前にサラリーマンの4人組が。
どうも新人の研修を担当しているらしい。
その中の長老格の男が「困らせないとダメなんだよ、今の若いのは」とか何とか、言っている。研修で出すワンパターンのRPGのような設問。その男は私と同じ年頃のようだ。
何で会社に居ると、「今の若いのは」とかの発言になりがちなのだろうね。じゃあ、おまえは(私も同じだ)、若いときどうだったんだよ。と呪いの言葉をかけたくなる。

大体、シラケ世代とか、新人類とか、揶揄された世代に住んでいた私だが、ダラシナイから、世の中がこうなってるんじゃないか。その反省もなしに、今の若いのは、とか言うのは欺瞞だろう。私の世代の3-4年上のポスト団塊の世代、7-8年上の団塊の世代ってのも、大体がだらしない世代じゃないのかい。
全共闘世代なんちゃらだって、若い時は棒振り回していたのにだよ、今では転向して、しっかり社会の既得権益の中に安住してるじゃないの(もう定年で会社辞めたけどね今は)

だ・か・ら「いまの若いのは」とか言う資格なぞ、毛頭ないのだ。
公務員が第一志望という今の大学生をみていると、こんな国でいいのかい、と腹立つのだが、その責任の一端は、十分過ぎるほど私たちにある。

個人だけでなく、国家も企業もソーシャル化していき、メディアのあり方が変容していく必然の時代にあって、世代を超えた、そして組織を超えた本音のコミュニケーションができるキッカケを与えてくれるのが、SNSの素晴らしさなんだと思う。
決して、お行儀のよい、「いいね!」のFB上ではなくて、だ。

バーチャルじゃなく、実際に会って話して(飲んで・笑)こそ
世代間のギャップが埋まるのだろうと思うね。
偉そうに「いまの若いのは」とか話してる余裕はないんだよ!
その時間があるなら、若い世代と話さなきゃな。
飲みにケーション万歳!(結局ここに落ち着くんだが)

このブログを読んで、こんな酔っ払いオヤジと飲みたいと思う
若者が居たら、どうぞ(もちろんおじさんでも同世代も歓迎)
申請はメッセージを添えて、フェイスブックでヨロシク。


2012年4月14日土曜日

「検索」より「信頼」

ほとんどの時間、2ちゃんねるとフェイスブックに居ます。
2ちゃんねるは、仕事で(笑)
フェイスブックは趣味で。

ですので、ブログの位置づけが自分の中で希薄になってしまい
更新していないという状況が続いていました。

外交辞令もときどき鼻につくフェイスブックですが、
久しぶりにおもしろい、というか共感を覚えた投稿があったので、
ここで紹介したいと思います。

合同会社ライトサポートアンドコミュニケーションさんの投稿より(引用)

「検索」より「信頼」
 大きなトレンドとしては、「第三者による客観的な評価」より、「信頼できる人の口コミ」を重視する時代になっています。
 ※というか、原発やらなんやらで、「政府もマスコミも含め、客観的に信じられる情報なんてない」という事実を、誰もが意識せざるを得なくなってしまったのですが・・・。(続きは、https://www.facebook.com/light.support

昨年出版した「スマートフォン術 情報漏えいから身を守れ」(朝日新書)でも
書いたことですが、google検索には技術が要ります。
自分が欲した情報に行きつくまでに、キーワードや、その並びをいろいろ変えてみたり、
という作業です。まあ、これ自体が私の場合は楽しいことので、苦にならないのですが、
めんどくさい、イライラすると言う人も少なくないわけです。

その点、フェイスブックのようなSNSの場合(教えてgooや、yahoo知恵袋のような
Q&Aポータルももちろんです)
わからないことを投稿すると、誰かが手を差し伸べてくれるわけです。
だから、検索技術に弱い米国人(言い過ぎか・笑)が居る国では
googleよりフェイスブックが伸びている、のかもしれません。

問題は、SNS上で流通する「クチコミ」が力を持つ時代になると
「クチコミ」に振りまわされる人たち、場合によっては被害者が
続出する事態になるわけです。
すでにその兆候は、至る所で見受けられます。

それもこれも、マスコミの発信する内容が、つまらない、ありきたり、
横並び、当たり障りのない言い回し、にも原因の一端はあります。
最低限の広く浅くのニュースはスマホやPCでタダで読めちゃうわけですし、
さらに深めた情報はリンクをたどって、論評ブログやフェイスブックなどで
入手できるから、なおさらマスコミの存在感が希薄になっています。
ネットの住人、特に口の悪い2ちゃんねらに「マスゴミ」と揶揄されるのも
こうした点が背景にあると思います。

しかし! よくよく考えればわかることですが
「クチコミ」なるものは、事実というより「主観」です。
その人がどう思った、こう感じたかということをストレートに書いたものです。
だから「客観」よりそこに「信頼」がおけるのだ、と人は感じるのですが、
主観はあくまで主観であって、それを集めて科学的にいくらレイティング(評価付け)
をしても、所詮それは一つの目安に過ぎない、ということです。
☆印が5段階で3.1が平均だとすると、2.5はいかにもイメージが悪い。
食べログのステマ事件(やらせクチコミ)は、こうしたことから起きました。

私の仕事は、ネット上の風評被害を生みだす書き込みや、誹謗中傷、業務妨害、
信用毀損という法的な対処が必要な場合の、調査をしています。
https://www.facebook.com/Mediarisk

そこでいろいろな書き込みや投稿に接する際に、いつも感じるのですが
競合他社をつぶしたいと思えば、わりと簡単に出来る、その方程式が
ネットの中にはある、という事実です。
これは怖ろしい。
まだまだ匿名が主流のネットカルチャーが支配する状況では
犯人を突き止めるために、被害者は相当の労苦を強いられるのが現状です。

マスコミさんには、もっと勉強してもらって、ネットで今何が起きているか
モット報道を増やしていほしいですし、そのことを通して
問題提起をしていただきたい、のです。

最終的には、法律の立法の話になると思いますし、無法地帯が
いまのままで放置されていることがよいと思いません。
4ますといわれるマスコミに関わる、特に広告を除く新聞、テレビ、出版分野の
人が、意外にSNSを自らやっていない、のです。登録してても積極的にやらない。
自尊心がそうさせるのか、ネットを低く見ているのかわかりませんが
個人も、企業も、社会全体がソーシャル化していくのは、避けられない必然です。

もっとソーシャルな世界に向き合って、少々の炎上があっても意に介せず、
裏付けをしっかりとる物しか掲載しない、報道しない、書かないという
マスコミの最も基本的な倫理でもって、
主観が支配する、勝手に言い放題のネットの世界に
斬り込んでいってもらいたい、そう思います。